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大谷 環 エッセイ
​「プロとアマ」


音楽というフィールドでは、やっている内容はプロもアマも同じである。
どっちにしたって練習もしていれば、研究もしている。でも、やっぱり一線引かれてしまうところはある。(自分で)プロと言ってやってても極めてアマチュア寄りのひともあれば、アマでもプロっぽいひともいることはいる。

僕が考えているプロというのは第一に約束の守れる人だ。なーんだ音楽性とか才能じゃないのか? とがっかりしたり安心したりする人があるかも知れないけど、これが絶対的第一条件である。編曲や作曲の〆切りに間に合わないとか、練習や本番に遅刻とかいうやからは、遅かれ早かれ干される運命にある。僕自身もそういう「生活習慣」の人とやることがあるが、遅刻されるとその時点で当然やる気が(僕の場合は50%ぐらい)失われているので、身が入らず、面白いアイディアも湧いてこないのだが、そういう人にはどうもその事実がわからないらしい。
だいたい音楽という時間芸術に関わっているくせに遅刻なんてもってのほか!と思うけどね。

第二の条件はバックグラウンドを拡げて行こうとする好奇心が旺盛なこと。研究を面倒くさがらないだけのエネルギーを持っていることだ。たとえば自分の弾く曲が編曲されたものであれば(ギターはいかにその可能性が高いことか)そのオリジナルを手に入れて研究してみるとかの手間ひま惜しまないという精神だ。即役には立たないかもしれないが、永年積み重なってくるとこれが物を言ってくる。この作業をしてないで時間をすごしてしまった人はやはり音楽が薄っぺらだ。ただたんにギターにかじり付いているだけでは、何となくそれらしくは弾けても、充実した音楽は生まれてこないのだ。

以下第三、第四と条件は続きがあるけれど、ここでは省略。自分で考えてみるのも面白いですよ。​

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