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文明の利器

現代の日本にあってはもう死語になっている「文明の利器」だけれど、さいきん僕が使っている IC レコーダは練習に役立つそれこそ利器である。使っている IC レコーダは要するに、マイク、スピーカ内蔵の簡単な録音再生機である。サイズはてのひらに充分入る大きさ。MD やカセットみたいにメディアを使わないので、本体以外に準備がいらない。

いちばん重宝している理由は、ワンタッチで録音できて、ワンタッチで再生ができるということだ。録ったその場ですぐに聴けるというのは嬉しい。「自分の音を聴きながら」というのは練習に際しての鉄則だけれど、これがじつは思うようにいかない。他人の音だと(たとえば僕だったらレッスンしている時など)けっこう細かいところまで気付いて、(偉そうに)アドバイスなどしているわけだが、自分の音をライブで聴いて細部に気付くのは至難の技、別の話なのだ。神経の大部分が運動コントロールにとられてしまって、聴くほうに回らないのかなあ、などと思う。

理由はともあれ、録音したものを聴いてみるとライブで聴いたときの印象をうわまわることはまずないから、客観的に聴いていないことに間違いはない。
この自分の演奏の「へたさ」を我慢して(けっこうなさけないときもある)聴きながらどこが悪いから「へた」なのかを考え、直していく。短い時間で区切って作業をしてこそ有効のようだ。1回録っては1回聴くという作業を繰り返す。気に入るまでアプローチする。このちょっと録って、ちょっと聴くのに IC レコーダはじつに便利ちなのだ。

いちど機械を通して時間をずらしただけで、思ってもいなかった勘違いや、身体の都合で出ている不自然な音などの発見ができる。さらに修正したものをその都度聴くことで磨きがかかる。そうやって、たとえ小さな個所でもいくつかがクリアされることで曲全体の息吹きさえ変わってくることもあるのだ。

現代の日本にあってはもう死語になっている「文明の利器」だけれど、さいきん僕が使っている IC レコーダは練習に役立つそれこそ利器である。使っている IC レコーダは要するに、マイク、スピーカ内蔵の簡単な録音再生機である。サイズはてのひらに充分入る大きさ。MD やカセットみたいにメディアを使わないので、本体以外に準備がいらない。

いちばん重宝している理由は、ワンタッチで録音できて、ワンタッチで再生ができるということだ。録ったその場ですぐに聴けるというのは嬉しい。「自分の音を聴きながら」というのは練習に際しての鉄則だけれど、これがじつは思うようにいかない。他人の音だと(たとえば僕だったらレッスンしている時など)けっこう細かいところまで気付いて、(偉そうに)アドバイスなどしているわけだが、自分の音をライブで聴いて細部に気付くのは至難の技、別の話なのだ。神経の大部分が運動コントロールにとられてしまって、聴くほうに回らないのかなあ、などと思う。

理由はともあれ、録音したものを聴いてみるとライブで聴いたときの印象をうわまわることはまずないから、客観的に聴いていないことに間違いはない。
この自分の演奏の「へたさ」を我慢して(けっこうなさけないときもある)聴きながらどこが悪いから「へた」なのかを考え、直していく。短い時間で区切って作業をしてこそ有効のようだ。1回録っては1回聴くという作業を繰り返す。気に入るまでアプローチする。このちょっと録って、ちょっと聴くのに IC レコーダはじつに便利ちなのだ。

いちど機械を通して時間をずらしただけで、思ってもいなかった勘違いや、身体の都合で出ている不自然な音などの発見ができる。さらに修正したものをその都度聴くことで磨きがかかる。そうやって、たとえ小さな個所でもいくつかがクリアされることで曲全体の息吹きさえ変わってくることもあるのだ。

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