top of page

大谷 環 エッセイ
​「基礎は大事?」


​やっぱり基礎が大事です。という人がいる。で、こっちも「そうですねえ」とつい言ってしまう。だが待てよ!本当にそうかなあ? ギターも基礎練習などといって、スケール(音階)とか、アルペジオなんかがあるわけだけれど、これをいくら長時間一生懸命やってもアランブラは弾けないし、その他弾きたい曲のレパートリーも増えないのだ。子供のころから何事につけ「基礎が・・」となんども聞かされているもので、そうだと思っているというのが本音ではないかしら?
 

実際、自分自身が「ギターの基礎が大事だ」と実感するのはギターをスタートしてから10年くらい経ってからで、それこそ弾きたい曲が弾けなくてどうしても基礎に戻るしかないと思うときこそが学びのタイミングなのだ。そのとき思い切って基礎練習すればいい。それまではウォーミングアップ程度の指慣らしをして曲を弾けばいい。時間は無限ではないし、楽しむことこそ第一だ。面白いと思ってやっていることこそ身につくというのが原則ですね。

■提案
年齢別基礎訓練の方法。
​60歳以上:基礎訓練はやらない。好きな曲だけ弾く。
​50歳以上:基礎訓練は一週間に一日。指がまわらないと思った時は10分ぐらい弾く。
​40歳以上:基礎訓練は一週間に2日ぐらい行う。必要なトレーニングをするにとどめる。
​情性で弾き始めたと思ったら即やめる。
​それ以下の年齢の人はその日その日を大事にしてご自由に。

bottom of page